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ワタクシ、突然ですがいわゆる「ブラックリスト」に載っているんです。
と言っても、実際に「ブラックリスト」と呼ばれるリストが存在するわけではありません。消費者金融でお金を借りたのに返済を滞納させたり、自動車ローンを組んでも毎回返済に遅れたりすると、その人のお金に対する信用が無くなり貸す側としては「この人にお金を貸したら返ってこなそうだから貸せないな」と思われてしまいます。
消費者金融、銀行、クレジットカード会社のような貸金業者は必ずCIC、JICCといった信用情報機関に加盟しており申込者や契約者の過去の自己破産や債務整理などの金融事故情報を確認したり、現在の支払い状況などを確認することができます。しかもその情報はCIC、JICCの加盟店で共有できる仕組みになっています。例えば「A社の支払いが遅れてるけど、B社に申し込んでお金を借りよう」と考えてB社に借り入れの申し込みをしてもB社は「この人はA社に借り入れがあって返済が遅れてるな」ということがわかります。そこで貸してくれるかどうかは現在の収入、借入件数やその総額など貸す側が総合的に判断されると思いますが、遅れている事実はわかってしまいます。
信用情報に長期の滞納、自己破産、債務整理などの情報が記載されてることを一般的にはブラックリストに載っていると表現します。
ちなみに借金をしたことのある人なら経験があると思いますが、借入を申し込む時に、他社での借入件数や残債について聞かれますがそれもごまかしてもバレてしまいますので正直に申告しましょう。
こちらの記事もどうぞ → 「現役バリバリのブラックリストがJCBプラチナに申し込んだら・・・」
ワタクシがブラックリストに載ったことを知ったきっかけ
まず、何故自分がブラックリストに載っているのを知ったかというところからお話しします。
きっかけは自動車ローンの審査に立て続けに落ちたことでした。地元の銀行のローン、販売店で扱っているローン、中古車販売店が扱っていて金利は高めだけど通りそうなローン、審査に不安な方ぜひ相談してくださいのローン、申し込みの結果全て審査落ちでした。
ローンに多少詳しい人なら「申し込みブラックなんじゃないの?」と思うかもしれませんがそれは違います。申し込みブラックとは短期間に連続してローンの申し込みをすることでこの人よほど金策に困っているんだと怪しまれて審査落ちすることです。噂では1ヶ月間に3社までと言われてます。ワタシはこのことも知っていたので1ヶ月間に1社に申し込み、ダメだったらよく月にもう1社申し込んでダメなら新たなローン申し込みは半年我慢しました。1年計画で申し込んだローンは全て否決。ある担当の方には「問答無用でダメですね」と言われる始末。そこで普通なら「なんだその言い方は!責任者出せ!」と怒りたいとこですが、何度か断られた後に「問答無用で・・」と言われると「これは何かおかしい、ローンが組めない原因があるな」と思うようになりました。
ローンのことを調べるうちにCICやJICCのことを知り自分の情報を取り寄せることにしたのです。
ここでは情報開示して取り寄せた書類の見方の説明は省略しますが、見事に信用情報に傷がついていました。
私がブラックリストに載った訳・・・
消費者金融や銀行のフリーローンなどいくつか借入したこともありますし、返済は現在進行形で続いているワタシには心当たりがなきにしもあらず。しかし取り寄せた自分の信用情報を確認して何が原因で信用を失ったかがはっきりわかりました。
もう数年前になりますが某携帯ショップでスマホを購入した時のことです。記憶が定かではありませんが店員さんに勧められたか、割引の条件だか何かで体重計を一緒に購入することになりました。多分定価は1万円くらいしたと思います。それを分割払いで毎月の使用料金と併せて支払うことになりました。
それと、店員さんがワタシが他の携帯電話会社のスマホも持っていたのに目をつけ、キャッシュバックをチラつかせて乗り換えを誘ってきたのです。そして気がつくとスマホ2台と体重計を持ち帰っていました。
それからというと、キャッシュバックにつられて買ったスマホが契約してみると今までより毎月かかる料金が高くなり、ほとんど使わない体重計も地味に金額が取られるしで引き落としが口座からできなくなることが続くようになりました。
請求書がほぼ毎月郵送されてくるようになり、当時(今もほとんど変わりませんが)給料がカツカツで生活していたワタシは支払いがどんどん遅れるようになりました。
携帯会社って他の消費者金融とか銀行系のローンとは違って支払いに遅れても督促の電話がかかってきたりしないんですよね。なのでつい後回しになってしまうのです。(完全にお金にルーズな人の思考です苦笑)
この乗り換えたスマホの本体分割金と体重計の分割金が長期滞納として記載されていました。すぐに滞納している分と違約金やらを数回に分けて支払うことで話し合いをし支払いは完済しました。
しかし完済して終わりではありません。CIC、JICCの信用情報は完済してから5年は事故情報として残り、途中で消えることはありません。「オイオイオイ!!5年過ぎるのって令和○年じゃないか!それまで何もローン組めないじゃないか! 」と絶望したのでした。
ネットで関連記事を検索するとスマホの支払いが滞って信用情報に傷がつく人けっこう多いみたいですね。携帯代遅れて支払ってもいいや、と軽い気持ちで支払いが遅れると携帯代の中に本体の分割代金が含まれているのでローンの支払いに遅れたと見なされてしまいます。
そういえばiPhoneの新型が発売された時もSNS上で分割審査に落ちて買えなかったという声が続出しました。中にはスマホの名義が親で支払いが実際にスマホを使っている子供というケースで、子供がやはり軽い気持ちで携帯代を滞納さえてしまたことで名義人である親が知らない間に信用情報を失ってしまうこともあるのだとか。
かなり前置きが長くなりましたが、次回はこんなワタクシがステータスの象徴として名高いアメリカンエクスプレスカードに申し込んだ様子を記事にしたいと思います。
このあとの展開は後半へどうぞ → 「現役バリバリ金融ブラックがアメックスに申し込んだら・・・後編」
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